年度初めのPTA広報誌には、たいてい校長・副校長・PTA会長の挨拶を載せます。
しかし学校側の承諾さえとれれば、無理に載せなくてもよいでしょう。
なぜなら、校長・副校長・PTA会長の挨拶は、すでに学校から配られるプリントに書かれていることが多いからです。
PTA広報委員会というのは、ただでさえPTAの事業仕分けの対象とされがち。
「広報誌なんて誰も読まないのに、それにPTA会費が使われるのはどうなんだろう?」
そんな思いを抱いている保護者の方がいらっしゃるのも事実です。
そこで思い切って、広報誌から校長・副校長・PTA会長の挨拶を省いてみてはいかがでしょうか。その分、行事の写真を豊富に載せて、子どもたちの様子をたくさん伝えたほうが喜ばれます。
でも新しい校長先生が赴任されたのに、何もないというのも寂しいもの。
そこでちょっと一工夫して、校長先生の人となりがわかるような親しみやすい記事を載せてみましょう。
たとえば校長先生の仕事を追った「校長先生の一日」といった企画などはいかがでしょうか。
- 校長先生が朝、小学校の前に立って子どもたちに挨拶をする様子。
- 子どもたちより先に給食を食べて、味や量などをチェックする「検食」をする様子等々・・・。
校長先生ならではの仕事というのは、案外知られていないもの。
そんな校長先生の業務を伝えることで、子どもたちや保護者は、校長先生をより身近に感じることができます。
副校長先生やPTA会長も、子どもたちのために、外からは見えない仕事を多くこなしています。写真付きでそれを伝えてみるのも良いですね。
文字の挨拶だけだと全く読んでもらえないかもしれませんが、写真なら大人も子供も気楽に見ることができます。
楽しみながら校長・副校長・PTA会長の日頃の努力を知ることができれば、先生方と子どもたち・保護者との距離がグッと縮まることでしょう。
PTA広報委員として、それほど嬉しいことはありませんね。
もし校長・副校長・PTA会長の挨拶を入れたい場合は、皆が楽しめる誌面になるよう工夫しましょう。