PTA広報誌の卒業特集では、まず6年生を対象としたアンケートなどを行ないます。
広報誌では、それをそのまま反映させるページを作り、卒業生の生の姿を伝えていきます。
卒業生に答えてもらう内容は、以下の3つに気をつけて決めましょう。
- 少ない文字数で書けるもの
- ちょっと簡単すぎるぐらいのもの
- どんな事情を抱えた子でも書けるもの
では、それぞれについて説明していきます。
少ない文字数で書けるもの
6年生に答えてもらう内容は、短い文字数で書けるものにしましょう。
たとえば「好きな漢字1文字」や「行きたい国」などが良いでしょう。
文字数が多いと、印刷されたときに文字がつぶれてしまいます。また、文字数が多いものを設定すると、書いてくれない児童も出てきます。
少ない文字数で答えられるものを設定しましょう。
ちょっと簡単すぎるぐらいのもの
大人だけでアイデアを練っていると、つい大人の能力で答えられるものを設定しがちです。
たとえば「6年間を俳句・川柳で表してもらう」「あなたが描く世界の未来像」等々・・・。
でも、何といっても相手は小学生。大人と同じものを求めるのは土台無理な話です。またはっきり言って、子どもたちの間の能力差もかなり著しいものがあります。
卒業生に答えてもらう内容は、「ちょっとつまらないかな?」と思うぐらい簡単なものにしましょう。
子どもたちは、大人が思っているよりもずっと想像力が豊かです。簡単すぎるぐらいのアンケート内容のほうが、面白い答を引き出せます。
子どもたちの目線に合わせ、誰でも答えられる「ちょっと簡単すぎるぐらいのレベルのもの」にしましょう。
どんな事情を抱えた子でも書けるもの
卒業生に答えてもらう内容は、「どんな事情を抱えた子でも書けるもの」にしましょう。
たとえば「小学校の楽しかった思い出」などとすると、辛い思いをした子どもには酷なものになってしまいます。
小学校でも不登校や保健室登校は多く、学校に対して良い思いを持っていない子どもは少なくありません。
できる範囲で良いので、子どもたちの様々な事情に配慮した内容にしましょう。