ではいよいよ、卒業生に原稿を依頼する方法についてご説明します。
もう6年生とはいえ、まだまだ小さな子どもたち。
大人からは想像もつかないような原稿を返してきたり、原稿を出さなかったりと様々なトラブルが起こります。
ここでは、PTA広報委員が望むような原稿を、1人残らず確実に集めるためのポイントをお伝えします。
卒業生に原稿を依頼する際には、以下の3つに気をつけましょう。
- 指示はとにかく細かく出す。
- 原稿の回収はクラス名簿も一緒に。
- 原稿の書き直しは、必ず先生を通して!
では、それぞれについて説明していきます。
指示はとにかく細かく出す
子どもたちに原稿を依頼する際には、とにかく指示を細かく出します。
- 「ここまで細かく言ったら失礼かな?」
- 「それぐらい言われなくてもわかるよね」
このような考えは、スッパリと捨ててください。
何しろ相手は小学生です。しつこいぐらい細かく詳しく指示しないと、とんでもない原稿を書いてくる場合が多いです。
名前を書いていなかったり、枠から思いっきりはみ出して書いたり、枠を塗りつぶして文字が見えなくなったり、ものすごく小さい字で書いてきたり・・・。
それはそれで子どもたちの個性ですから、個人的に楽しむ分には楽しいのですが、あくまでこれは広報誌。
印刷物として発行されるものなので、画像加工や印刷の時点でトラブルが起こるような原稿は望ましくありません。
「枠を塗る際には薄い色で」、「文字は大きめに」、「枠からはみ出さないように」、「名前はここに」等々、ひたすら細かく指示を出すようにしましょう。
原稿の回収はクラス名簿も一緒に
卒業生の原稿ができあがったら、担任の先生が原稿をまとめます。その際には必ず、クラス名簿も一緒に提出してもらうようにします。
原稿を回収したら、広報委員はまず名簿と原稿とを照合します。原稿の提出もれを防ぐためです。
卒業生の原稿を集める時には、出席番号の入ったクラス名簿も一緒に出してもらうようにしましょう。
原稿の書き直しは、必ず先生を通して!
卒業生の原稿のなかには、書き直しが必要なものも出てきます。
それは簡単に言うと公序良俗に反するもの。暴力的な内容のものをふざけて書いてくるような子どももいます。
そのような原稿を発見したら、広報委員はすみやかに原稿の書き直しを命じます。
それはいきなり子どもに言うのではなく、まずは担任の先生に相談をします。
先生が「これぐらいなら書き直さなくてもOK」と判断すれば、そのまま印刷へ。先生もNGと判断した場合は、先生を通じて児童に書き直しをしてもらいます。
どんな原稿にも、子どもたちの思いが込められています。先生ならそれを引き出したうえで、載せられる原稿作りへと誘ってくれます。
できれば子どもたちの生のメッセージをそのまま載せてあげたいところですが、難しい場合もあります。
その際は必ず先生に相談し、協力してもらうようにしましょう。