1年で最大の行事、運動会。PTA広報委員が最も活躍する行事といえます。
運動会は基本的に、広報委員全員で撮影に臨みます。
種目別の人数の配置などについては「撮影者の人数を決めよう」で説明しましたが、ここではさらに具体的な「運動会の撮影のコツ」を説明していきます。
運動会を撮影するポイントは、主に以下の3つです。
- 全種目ロングショット・クローズアップまんべんなく撮る
- ピントが小物に合わないようにする
- くす玉や得点表などもすべて撮影する
では、1つひとつについて説明していきます。
全種目ロングショット・クローズアップまんべんなく撮る
運動会では各種目、広報委員を5〜6名割り当て、指定の位置から撮影します。
たとえば2名は児童の席から、3名はグラウンドのトラックの中から、1名は校舎の上層階からなどと割り当てます。そうすることで、様々な位置から写真を撮ることができます。
ただ気をつけたいのは、「被写体との距離」です。
決められた位置からそのまま撮影しただけだと、すべての写真がロングショットになってしまい、子どもたちの表情がわかりません。
どの位置から撮影する場合でもカメラの機能をフルに使い、ロングショットとクローズアップ両方とも撮るようにしましょう。
ピントが小物に合わないようにする
運動会では、校庭に様々な小物が置かれます。たとえばコーナーごとに置かれるカラーコーンなどが代表的。
リレーや徒競走をはりきって撮ったはいいが、写真がいずれもカラーコーンにピントが合っており、肝心の子どもたちはボケボケ・・・なんてこともありがちです。
運動会の写真を撮る際には、校庭に置かれた小物にピントが合わないように気をつけましょう。
くす玉や得点表などもすべて撮影する
運動会を撮影する際には、子どもたち以外も撮影するようにしましょう。
たとえば校門に飾られた「平成二十九年度 第五十回 〇△小学校 運動会」といった看板や、勝敗がわかる得点表、運動会のスローガンが書かれたくす玉等々。
つい子どもたちを撮ることばかりに気を取られがちですが、運動会を撮影する際には、運動会全体の様子を伝えることが大切です。
「いつ、どのような運動会が開かれて、結果はどうなったのか」
それがわかる物を撮影することで、運動会全体の姿が伝わる誌面を作ることができます。